名古屋E&J法律事務所ブログ

2018.12.12 水曜日

交通事故 調子のいい弁護士

 弁護士が裁判する時には、たいてい多めの賠償金額を請求する。法的に可能性ある金額の最大限を提示するのだ。これはやむえないと思う。

 しかし、その場合でも、どこが難しいかをきちんと説明することになる。基礎収入はこれほど認定されないかも知れない、労働能力喪失期間も制限されるかもしれない、など依頼者にリスクを正確に説明することは大切なことだ。

 しかし、中にはかなり調子のよい弁護士がいる。これは行政書士も同じだ。

 私の所に前任の弁護士について相談があることがよくあるが、どうしてこんな大きな金額が請求できるか分からないものもある。可能性の問題としてないとは言えないというようなレベルなら許せる。これは私もよく訴状にのせる。しかし、どうみたってそこまでいかないだろうと思われる請求を入れる場合もある。これはよくない。

 そういう場合の多くは、保険会社の提示額もそんなに悪くないことが多い。
 さらに深刻なのは、下手に裁判するとかえって金額が下がってしまうような事例も世の中にはある。保険会社の提示が常に低いかというとそうでもない。特に被害者に弁護士がついた後の提示額はそこそこまともなことがけっこうある。

 裁判すればとれると安易に言うことは弁護士としては許されないと思う。