名古屋E&J法律事務所ブログ

2018.12.22 土曜日

交通事故 重度の障害事例はこう請求しよう

 交通事故に遭ってしまい,不幸にも重度の後遺障害が生じてしまうことがある。その場合,まず,必要な保険を検討することになる。加害者の任意保険は当然だが,自分の保険も大切だ。生命保険,搭乗者保険,人身傷害保険といくつかある。中には火災保険の特約に家族が傷害を負ったときの保険が存在する。
 
 その上で,自賠責などの被害者請求,事前認定などによって後遺症認定を進めていく。不服があれば異議申し立てなどを行う。後遺障害の認定が決まれば,まずはとれる保険金はすべて取っていくことが必要だ。
 
 特に過失相殺が問題になる場合には人身傷害保険の請求を先行しないと思わぬ損をすることになる。労災なども忘れないように手続きを進めるのがよい.労災から年金が出るのであるがそれにこしたことはない。
 
 こうしたいろいろなことをした上で,裁判を進めていく。
 調停など話し合いの手続きより裁判の方がよいことが多い。それは次の理由からだ。
 ① 過失相殺を争い,減額を防ぐチャンスがある。5000万円の請求の場合,過失相殺だけでも1割減らされてしまうと500万円となる。
 ② 事故発生日より遅延損害金5%がつくので,この損害金がばかにならない。
 ③ 弁護士費用の一部を相手より取ることができる。
 
 こうした手続きはけっこう複雑なので弁護士に任せる必要があると思う。確かに弁護士の報酬は高額になるが,それに見合うだけの利益はある。