2019.02.07 木曜日
交通事故 頭部の外傷
交通事故の後遺障害である高次脳機能障害は頭部外傷によってもたらせられます。
頭部に物理的な衝撃を受けて,脳に損傷が生じることがあります。頭蓋骨内に出血が生じ,硬膜外出血,硬膜下出血,脳挫傷,脳内血腫といった局所性損傷が起こることがあります。脳が損傷したり,頭蓋骨内に出血が起こって虚血などにより脳が損傷することはシロウト目にわかりやすいことです。
しかし,やっかいなのはびまん性軸索損傷と呼ばれる類型もある点です。これは,脳に強い衝撃を受けた場合に,脳内に出血といった具体的損傷がないにもかかわらず,脳の神経細胞が損傷するばあいです。そのため,レントゲン写真やMRI画像には出てきません。
脳はちょうと髄液のように浮かんでいるような状態です。脳は灰白質,白質,血管などで構成され組織の状態も一様ではありません。このことから脳に衝撃を加わるとき,強い回転力脳内に加わり,脳に強い力が加わります。その時に軸索と呼ばれる脳神経の一部が破壊されてしまうのです。
こうした脳損傷の特徴は通常は事故直後に意識障害を起こします。また,その後,高次脳機能障害と呼ばれる病変が現れてくるのです。
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