名古屋E&J法律事務所ブログ

2019.02.19 火曜日

交通事故 家事労働 妻の地位

 「専業主婦は働いていないから逸失利益はありません。」
 さすがにこんなことをいう保険会社の担当者はいなくなりました。しかし,主婦であることを理由に休業損害算定しない担当者は時々います。
 
 主婦は「家事労働」に従事していますから逸失利益はあります。もちろん,休業損害もあります。通常は女子労働者の平均賃金を基礎に算出します。
 
 では,どんな場合を主婦というのでしょうか。
 パートしていても,飲食店を経営していても主婦であることはあります。こういう場合は要注意です。損保担当者はパートの給料を基礎に休業補償や,逸失利益を計算することがあるからです。この場合,女子平均賃金の方が高ければ被害者にとっては低い金額が提示されることになります。
 
 「家事労働」は妻だけの場合とは限りません。お父さんや,お母さんが働いていて,娘が主婦として家事などを行うこともある。こういう場合もあります。両親の介護のために息子が主婦の役割を果たすこともあります。親子で住んでいて,おばあさんが家事労働することもあります。
 
 あきらめず,いろいろ可能性を検討することは大切です。
 
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