名古屋E&J法律事務所ブログ

2019.03.13 水曜日

交通事故 過失 違法駐車

 違法駐車による交通事故というのを経験したことがあります。

 加害者は大型トラックを、夜間に歩道橋下に駐めて、運転手は仮眠をとっていました。ハザードランプは点灯していません。午前4時ころある女性がおはようクラブに参加するべくバイクを走らせていました。

 その日は朝から、雨が降り始めていたのですが,その女性が、違法駐車のトラックにつっこんでしまいました。女性は大けがをし、大腿骨を複雑骨折した上、右足が4cmほど縮んでしまいました。当初,この事件では被害者の有責性が強いとして自賠責も支払いがありませんでした。

 しかし,異議申立で支払が認められ、さらに未払い分を訴訟で請求したのです。当然,過失相殺が大きな争点となります。
 
 こうした事件では何度も現場に行く必要があります。現場に言ってみるとトラックの駐車場所は街路灯の光から外れた場所で、かつ歩道橋の影になっていました。現場の道路は広く,片道3車線もあり、早朝は車両もなく安心して走行できる状態でした。

 こうした事情を立証して、被告側の過失はかなり大きいとされ勝利的な和解となりました。この事件は被告側弁護士と原告側弁護士とでは現場に行った回数,現場に対する視点の深さに差が出た事件となりました。


 
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