名古屋E&J法律事務所ブログ

2019.04.15 月曜日

交通事故 慰謝料が低い

 日本の場合は慰謝料が低いように思います。裁判所が保守的なので物価の変化にあわせて慰謝料をあげていくというような発想もないように思います。

 後遺障害に対しては逸失利益といって,将来働けなくなる分を賠償するという考え方があります。たとえば14級の場合は5%,12級の場合は14%だけ労働能力が低下するとされます。

 逸失利益など損害項目ではカバーしきれない「苦痛」が慰謝料となりますが、そういうことに対する評価が裁判所は非常に軽いと思います。例えば、12級ぐらいの症状でも職を失うことがあります。失職して働けない状態ができるのですが,逸失利益は14%で見てしまいます。

 失職した場合の被害は大変な精神的苦痛を受けるのですが,、失職などの精神的苦痛に対する賠償金額は特別に評価されないのが普通です。何とかしたいと思い,いろいろ工夫をしているのですが,なかなか壁は分厚いようです。