2016.07.21 木曜日
豊橋発:「目標」それが社長の役割
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ブログ記事のネタが尽きたときのドラッカーということで,ドラッカー名言集から。
「企業は大きくなれないのであれば,内容をよくしなければならない。組織には挑戦すべき目標が必要である。」
If the business does not grow bigger, it has to become better. Any organization needs challenging goals.
これはかなり思い当たる。
思い起こせばリーマンショック時,愛知県の製造業は瀕死の打撃を受けた。このときに明暗を分けたのが社長の姿勢だ。
ある企業は非正規雇用の一部を正社員にして非正規雇用を大幅に減らした。その上で社長は絶対にあなたたちの雇用は守る宣言し,強力な合理化を図った。社員もよくがんばった。会社には仕事がないので,社員には時間が余る。この余った時間を,忙しいときにはできないことを実施した。
社員は顧客を訪問して,顧客が我が社や我が社の製品にどのように感じているか調査した。設計の人は営業の人と一緒に顧客を回った。営業にとっては設計の人が一緒であることで,顧客に新しいアイディアを出せた。設計は営業の人と一緒であることで,顧客の本当のニーズを知ることができた。つまり,社長はつらいときはつらいときで,そのときにしかできない目標を作り上げたのだ。
大きくなるときは大きくなる目標を持つ。大きくならないのであれば,内容をよくしなければならない。ドラッカーの言葉は,企業はその境遇にあって,その境遇でしかできない目標を設定して,企業としての質を高めていくという努力が必要だ。それが社長の真のリーダーシップというものだ。
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