2013.09.02 月曜日

豊橋発:孫が交通事故で死亡した場合の慰謝料請求

「法律相談はE&J豊橋法律事務所の弁護士が対応いたします。」

もしあなたにお孫さんがおられて、残念にも交通事故で亡くなられたとします。
 
この場合に、亡くなられたお孫さん自身には損害賠償請求権が発生するので、この請求権を相続した方は、当然にお孫さんの請求権を行使し、慰謝料請求に限らず、逸失利益等の請求ができることになります。
 
この場合の相続人は、もしお孫さんの父母がご存命の場合には、その父母となります。
 
そうするとお孫さんの祖父母は、相続人とならず、お孫さん自身の請求権を行使することはできません。
 
しかし、例えば、これまでわが子のように孫を可愛がってきた祖父母であっても、一切なんら請求権を行使できないのでしょうか。その精神的苦痛に対する慰謝料が認められないのでしょうか。
 
損害賠償請求の根拠となる民法には、近親者に(相続の結果でなく)その人固有の慰謝料請求権が認められる場合が規定されています(民法711条)。 しかし、この規定上は、被害者の父母、配偶者、子の場合しか挙がっていません。
 
ただ、判例は、被害者との間に(民法711条に規定のある)父母、配偶者、子と同視できる身分関係があり、被害者の死亡により甚大な精神的苦痛を受けた人には、固有の慰謝料請求権を認めています。たとえば、下級審の裁判例では、祖父母、内縁の妻、認知をしていなかった子、兄弟姉妹、姪などに認められているようです。
 
お孫さんが不幸にして交通事故で亡くなられた場合、上記のような事情があれば、祖父母であるあなたにも、加害者に対する固有の慰謝料請求権が認められる場合があるということになります。