2017.01.18 水曜日

豊橋発:競争の基本戦略

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 マイケル・ポーターは企業の競争戦略に3つの基本戦略があるという。
 ① コストリーダーシップ
   徹底したコスト削減,規模の経済,垂直統合などを実施することにより業界においてコストリーダーシップをとっていく戦略である。
 ② 差別化
   業界の中でも特異だとみられる何かを想像しようとする戦略である。
 ③ 集中
   特定の分野,特定の地域などに資源を集中させる戦略である。
 
 こんなに単純化して良いものかと思ってしまうが,さらにこの3つの戦略のうち「戦略の主目標が2つ以上になると,ぼやけてくる。」というのだ。彼は基本戦略は1つに集中するべきだと考えているようだ。
 
「競争の戦略」では「窮地に立った企業とは」という題での展開がある。
 
 そこでは次のように述べる。
「3つの方向のうち,少なくとも1つにおいてさえ戦略がつくれない企業・・・窮地に立った企業・・・は,戦略の面では,お話にならないほどお粗末な立場にいることになる。」
 
 こうした企業は「企業カルチャーがあいまいになり,組織のあり方や動機付けシステムにギクシャクしたものがはびこることになりかねないだろう。」
 
 もちろん,どの企業も低コスト化に向けた努力をしているだろうし,差別化も進んで行っているはずだ。集中もまた同じだ。しかし,重要なのは基本戦略として自社は何を選択しているかを明確にするべきだとポーターは語っている。
 
 中小企業の場合,コストリーダーシップというのはあり得ない。差別化,集中が戦略の基本となる。ポーターは差別化戦略を実行する上で「必要な熟練と資源」として次のものをあげている。
 ① 強力なマーケッティング能力
  ②  製品エンジニアリング
 ③ 創造的直感
 ④ 高品質またはテクノロジー主導という評判
 ⑤ 業界内の歴史が古くまたは他の事業経験からの熟練の独自の組み合わせ
 ⑥ 流通チャンネルからの強い協力
 
 など