2017.05.01 月曜日

豊橋発:グローバル・ニッチトップ企業論

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 フェイスブックで紹介されていた「グローバル・ニッチトップ企業論」(白桃社)を読み始めた。ニッチトップというのは他の企業にない限られた分野でトップを走るというような意味で,小さいながらも世界シェアを持てるような企業のことをニッチトップ企業と呼んでいる。

 
 まだ,第1部だが非常に興味深い。
 技術力で勝負している企業は読んでけっして損はないと思う。
 
 第一部はニッチトップ企業と考えられる40社に対するインタビューで構成されている。 専門用語がけっこう出てきて私にはついて行けないが,他に追従を許さない「製品」がどのように生まれてきたかなどが紹介されている。
 
 特に面白いと思ったのは,イノベーションが雪だるまのように大きくなっていく様子が紹介されている点だ。
 
 中小企業の場合,自社資源や自社アイディアには限界がある。最初はコア技術の小さな成功だったのが,その成功が核となって徐々にアイディアが付加されていくのだ。
 
 この本の特徴はこの「付加」の過程が具体的に紹介されている。
 
 一つの成功が,顧客からの要求を生み,その要求がイノベーションにつながっていく。その時に顧客との連携から新技術や技術の高度化ができあがる。
 
 企業との日常的な交流から顧客のアイディアが生まれ,このアイディアとともに共同してイノベーションが生まれ,顧客が創造されていく。
 
 企業連携によって顧客が創造されていく過程がイノベーションであったり,イノベーションが企業連携を生んで,顧客を創造してい行くことが生まれたりして,企業連携,国訳,イノベーションが相互に作用して雪だるまのように大きくなっていくことが本書では紹介されている。
 
 2004年,チェスブローは「オープン・イノベーション」のビジネスモデルを提唱した。この発想はグローバリゼーションが進むにつれて,イノベーションの急速な加速を予言したものとなったと思う。今回の書籍は中小企業におけるオープン・イノベーション論とも言うべき内容となっており,非常に興味深い。,