2013.10.04 金曜日

豊橋発:行政書士と弁護士  

 
法律相談はE&J豊橋法律事務所の弁護士が対応いたします。

 交通事故の相談では行政書士がよく対応されています。
 後遺障害の算定、被害者請求、後遺障害の異議申立など行政書士の仕事と弁護士の仕事とは重なることが多いと思います。両者の決定的な相違は、弁護士の場合は依頼者のために依頼者に代わって直接、保険会社と交渉したり、訴訟を進めたりすることができる点です。
 交通事故にはさまざまな算定基準がありますが、基本的には判例の傾向を分析した上で決められていきます。そのため、裁判での実務の取り扱いをめやすに交渉を進めていきます。このような実務的な取り合いを念頭に入れることができる点で、弁護士の役割は大きいだろうと思います。
 例えば、過失相殺の有無ということとっても、保険会社の言うとおりに進めていくか、実際に裁判まで念頭に入れて交渉ができるかは大きな違いがあります。
 あるいは、後遺障害の等級についても、訴訟の実際を念頭に入れて資料を集めていくか、そうでないかによって大きな違いがあります。異議申立する場合、私たちは訴訟と比較してどちらが特か、何を争点に異議申し立てするか、明確な戦略をもって臨みます。頸部のレントゲン写真に輝度変化が見られない、だから14級だ、というような単純な考え方はとりません。
 交通事故を専門に扱う行政書士の先生については、ずいぶん詳しくて、弁護士よりも詳しいことがあります。弁護士の中にも交通事故について中途半端な対応をする例もあります。
 しかし、一方で問題がある事例も少なくありません。追加した資料が無かったり、資料分析がないまま異議申立する例も行政書士の中には見受けられます。弁護士の場合、訴訟が背後にあるため、資料の分析には慎重になるのが一般的ではないでしょうか。
 そのため、特に資料を分析する必要がある事例については、どういう点で争うことができるのか明確に説明できるかどうか、シロウトにもわかりやすく説明できるかどうかが基準に、きちんとやれる行政書士かどうか判断されるのがよいかと思います。 
 なお、最近では非常に法外な報酬をとる例があります。自賠責の被害者請求という一般の人でもできる比較的簡単な手続きでも、2割とか、3割とかいった報酬を求める例もあります。異議申立の事例でも中には5割という請求を求める例があります。このような高額な請求は弁護士の間では医学的な論争を控えたり、なにか余程特別な事情がない限りしないと思います。

 
★交通事故でお困りの方は、下記HPもご参照ください★