2013.12.10 火曜日
豊橋発:役に立つかな?定量的分析対策
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信用格付を判断する際には、まずは定量分析、財務分析を行うということだ。融資条件の客観化は世界的な流れ(米国流グローバルスタンダード)であるため、昨今はどうしてもこの定量分析が重視されるらしい。定量分析項目についてスコアリングして積み上げていき評定する。この定量分析項目をよくすれば格付けもあがるということになる。
しかし、そもそも帳簿の細工には限界がある。
むしろ、出すものは出して、きちっとしておいて、徐々にスコアの改善を目指すほかはない。その意味で、帳簿をそうさすることがどれだけ役立つか不明だ。ただし、不動産などの資産を売約して債務を減らしたり、役員の会社に対する債権を放棄するなどすることは多少よいかもしれない。減価償却がなかったりして変な操作がされるとかえって変だ。
むしろ、事業者としてスコアについては地道に努力を繰り返す一方で、定性的分析項目に力を入れた方がようさそうだ。
※ 定量的分析
安全性分析・・・・・自己資本比率
ギアリング比率
固定比率
固定長期適合率
流動比率
当座比率
借入金対比月商
収益性分析・・・・・売上高経常利益率
総資産経常利益率
収益フロー
売上高支払利子率
成長性分析・・・・・経常利益増加率
自己資本率
売上高
返済能力・・・・・・・債務償還年数
インタレスト・カバレッジ・レシオ
キャッシュ・フロー額
経常収支比率
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