2013.12.10 火曜日

豊橋発:神経症状って何だろう?

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 交通事故被害者で一番多いのが「神経症状」と言われる被害です。頭痛、しびれ、感覚障害、麻痺など神経症状はいろいろあります。例えば膀胱障害なども神経症状の一つとなることがあります。
 
 脊髄という太い神経は灰白質,白質と呼ばれる部分があって,そこの部分の損傷を中心性脊髄損傷と言います。神経細胞から軸索と呼ばれる糸のようなもので神経細胞が相互に連絡をとりあうことになります。脊髄や脊髄につながっている根っこ部分(神経根)が障害されると神経症状が出てきます。
 
 臨床症状としては
 ① 頚椎症状
    頚肩部の疼痛、運動制限など
 ② 神経根症状
    上肢のしびれ、放散痛、感覚異状、筋の繊維束攣縮、神経脱落症状、麻痺症状
 ③ 脊髄症状
    下肢腱反射亢進、麻痺性の歩行障害、神経因性膀胱など
 
 後遺障害で神経症状は非該当、14級、12級、9級、7級といろいろな段階に分けられています。14級、12級は神経症状という言葉が使われていますが、9級、7級になりますと「神経系統の機能又は精神に障害を残し」と説明されます。後遺障害は1級違うと300万円ぐらいの賠償額が違うなという感覚です。
 
 交通事故の世界では、自覚症状として痛み、痺れ、まひなどがあったとしても、何らかの検査結果がなければなかなか認められません。こうした、検査などによって判断できる症状を他覚所見と言います。レントゲン写真、MRI画像、筋電図検査、反射検査など他覚所見にはいろいろあります。