2013.12.16 月曜日

豊橋発:事故直後の車の状態等の保全

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 先日、狭路での車同士のすれ違い時の接触事故に関し、過失割合が争いになった。 当方の依頼者は、「自分は、止まった。相手は、私の車に接触し、バンパーを引きちぎっても、進行を続けた。」と言い、過失割合については、1割以上は負担しないと言う。  相手方の代理人は、相手方は当方の依頼者も車を進行させていたと言っている。過失割合は、5分5分だと言う。  結局、この問題は、当方の依頼者が事故直後に車の状態を丁寧に写真で撮影していたことで決着がついた。  タイヤのこすれからバンパーのキズまでが、ほぼ直線で、つながったのだ。  タイヤが回転していれば、そうはいかない。
 また、別の事件ではあるが、駐車場へ入庫するために、路肩に車を止めて、入庫できるのを待っていたところ、後ろから追突されたという事件があり、左肩からひじにかけての痛みとひじの可動域制限について、後遺障害の等級が争いになった事件がある。当初、認定された等級は、非該当だった。接触状況から見て、それほど大きな衝撃があったとは認められないというのである。  このとき、依頼者の車は、接触の衝撃で前に押し出され、駐車場側面のコンクリートの壁に激突して、車体前部パネルがひしゃげていた。依頼者は、事故直後、自車の状態を丁寧に写真で撮影して保全していた。  結局この事件は、依頼者の車が事故の衝撃で前に押し出されて、駐車場側面のコンクリート壁に車体前部のパネルががひしゃげるほどの衝撃があり、衝突直後に驚いて後ろを振り向いたこと、前部の衝突の衝撃を、ハンドルを握っていた左手で請けたことなどを主張して、異議申立の結果、14級に認定された。
  このように、事故直後の車の状態を丹念に保存しておいてもらえると、後々、被害の立証に大変役に立つことがある。是非とも、事故に遭われた場合には、事故直後の車の状態、あるいは、道路の状態などを、可能な限り、写真で丹念に撮影しておいてください。