2014.03.13 木曜日

豊橋発:学生の休業損害 ~就労遅延の場合

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 交通事故に遭い、その治療のため仕事を休むことなった場合、その分の損害を休業損害として加害者に請求することができます。
 年収を365日で割り、一日分の収入を算出し、それに休業日をかけて、休業損害を算出します。
 
 では、収入のない学生の場合はどうでしょうか。
 この場合、収入がないので、基本的に休業損害はありません。
 ただし、治療のために学校を休まざるをえず、その結果就職が遅れた場合は、就労遅延による損害が認められます。
 
 たとえば、以下のような事例があります。
 短大生(女・20歳)につき、事故後就職活動が行えなかったことなどから1年間の就職の遅れが生じた場合に、女性短大卒20~24歳の平均収入を基礎に、1年分の損害が認められました(横浜地裁平成11年7月28日)。
 
 学生で事故に遭った場合、収入がないとしても、この就労遅延による損害に注意する必要があります。