2014.03.28 金曜日

豊橋発:ビジネスモデルの定義

 
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 米国流、経営学は実におもしろい。
 OPEN INNOVATIONの著者ヘンリー・チェスブロウはハーバード・ビジネス・スクールに所属し、マネジメントの研究を行っている。ビジネス社会の現実を分析する独創的なアイディアはどこから生まれてくるのだろうと思う。彼のアイディアの核心はおそらく「コミュニティ」だろう。
 
 本題のオープンイノベーションの外にもいろいろおもしろい言葉が出てくる。
 彼は著書の中でビジネスモデルの定義を紹介している。オープンイノベーションはこの定義に当てはめて解説されている。
 
1. バリュー・プロポジション(value proposition)を明確にすること(テクノロジーに基づいてユーザーに創造される価値を明確にすること)。
   ※ これは技術の持っている可能性のことで、顧客がそれを利用することで生み出される価値のことを言う。
 
2. マーケット・セグメント(market segment)を見つけること(テクノロジーが役に立つユーザーを見つけること)
 
3. 企業のバリュー・チェーン(value chain)の構造を明確化すること。
 
4. 選択したバリュー・プロポジションとバリュー・チェーンに基づき、企業が収益を得るメカニズム(「収益のアーキテクチャ」を特定し、コスト構造(cost structure)とターゲット・マージン(target margin)を見積もること。
   ※ これは非常におもしろい部分だ。コスト構造を分析して、必要に応じてコミュニティ内で分業するという発想を持っているようだ。コアな技術を売るが、そのルートは別の業者、その技術を利用する応用的な技術は別の業者という具合に分業させていく。そして、次のバリュー・ネットワークにつなげていく
 
5. 企業のポジションを、サプライヤー、顧客、競争相手、補完者(補完材の供給者)を含むバリュー・ネットワーク(value network)の中で確認すること。
 
6. ライバル企業に勝つための競争戦略(competitive strategy)を策定すること。