2014.11.21 金曜日

豊橋発:過去との決別 ドラッカー

「法律相談はE&J豊橋法律事務所の弁護士が対応いたします。」

 

 ドラッカーは戦略的プランニング(strategic planning )を説明する。
 
 短期、長期のプランニングを行って、現場の作業に落とし込むことを述べているが、それは単純な予想技術の組み合わせではない。ドラッカーはプランニングすることは責任を引き受けるということだという。
 
 予想技術は道具でしかない。現在を決断するために将来を予想して、現在を決断することが大切だという。現在を決断する作業だから、それは責任を引き受けることに他ならない。
 
 未来は不確実だ。可能な限り将来を予測することは必要だろう。しかし、プランニングは不確実というリスクを減らす作業でない。不確実であることを引き受けることがプランニングだという。リスクはある、それでも決断するというのが戦略的プランニングの本質だ。
 
 戦略的プランニングが現在の決断の問題であるとき、私たちは次の問いに答える必要がある。それは「将来、目標を達成するためには、今何をすべきか。」という問いだ。プランニングでは自社の商品の強み、市場の動向、利益を得るに至るまでのプロセスなど専門性をもって検討する。将来の大目標(長期プラン)をもとに、当面の目標(短期プラン)を練り上げることになるだろう。
 
 さらに、ドラッカーは言う。
 「プランニングの第一歩として過去と決別すべきである。」と。つまり、現在及び過去の事業で、これまでかかわっていなかったら果たしてやっていただろうかと自問してみる。答えが「ノー」であれば、決然とそれと決別する必要がある。
 
 例えば、99年後のパルプ材の収穫を目標にベイマツを植えていたが、新たな科学技術の開発でそれにかわる繊維が開発されたとした、ベイマツの事業とは決別しなければならない。将来をイメージして新たな事業を今決断する。ベイマツ事業とは決然と決別いなければならない。
 
 これは当たり前のように見えて簡単ではない。何が過去の問題となったかの目利きができないからだ。こうした選択、これは一種の才能の問題もある。私はおそらく、社長のたゆまない鍛錬、共通の悩みを持つ者との交流、研究者との交流、とりわけ才能ある者との交流によって磨かれていくものと思う。