2015.08.21 金曜日

豊橋発:交通事故 14級から12級へ

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事務所内研究会で,14級から12級を狙える場合はどのような場合かについて検討を続けている。

 
 難しい事例はこんな事例だ。
 ① 神経症状がある。
 ② 診断書には椎間板ヘルニアの記載がある。
 ③ MRIなどの画像ではヘルニアは認められるが,神経を圧迫したり,神経の炎症を示すような明確な所見はない。
 ④ 事前認定では14級となっている。
 
 これだけで裁判所を説得するのは難しい。
 
 ただ,本来労働能力喪失の割合が最終的な争点なのだから,①の争点が最も基本的な争点であることには変わりない。医学上の立証は,本来,①の日常生活被害のレベルを立証するためにある。医学上の完全な立証が無くとも,①およびそれに伴う日常生活被害が立証されれば本来いいはずだ。
 
 このような視点で取り組んだ事例が報告された。
 かなり緻密に立証したが,結果は14級だった。しかし,労働能力喪失の割合は9パーセントであった。つまり,①の立証はある程度成功して,裁判所を説得できたということになる。
 
 事務所研究会では,この,生の被害実態。神経症状がひどく日常生活に支障を来しているという生の事実の立証をどのようにするかがさらに検討された。