2015.08.26 水曜日

豊橋発:交通事故 頸椎症

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 脊椎、脊髄の外傷のうち、「脊柱支持組織を構成している椎骨、椎間板、靱帯が損傷をきたした場合を脊椎損傷という。また、脊椎の過大運動あるいは脊椎損傷に伴い、脊髄や神経根が障害を受けたものを脊髄損傷という。」と定義されている(標準脳神経外科学325p)。
 
 しかし、実際には頚椎、頸髄の損傷を峻別することはできず、むちうち等で頸部の損傷がある場合は、けっこう曖昧な診断名がつく場合が多い。私が経験する例では頸椎症、頸部捻挫、頸部挫傷、外傷性頸部症候群、むち打ち関連障害などと言った診断名が利用されている。
 
 臨床症状としては
 ① 頚椎症状
    頚肩部の疼痛、運動制限など
 ② 神経根症状
    上肢のしびれ、放散痛、感覚異状、筋の繊維束攣縮、神経脱落症状、麻痺症状
 ③ 脊髄症状
    下肢腱反射亢進、麻痺性の歩行障害、神経因性膀胱など
 
 頸髄の損傷も含まれているし、厳密に頸髄損傷の症状か、そうでないかを区別することは難しい。この区別が実際にはどれほど有益なのはよく分からないところがある。しかし、椎体(骨部分)などに変化が無くとも、強いしびれ、麻痺などが生じることはある。この場合には頸髄(脊椎の中を通っている太い神経)が害されたということになるのだろう。