2015.09.03 木曜日

豊橋発:国際化とグローバリゼーションは違うの?

法律相談はE&J豊橋法律事務所の弁護士が対応いたします。

 

経営学の教科書によるとグローバリゼーションと国際化は違うのだそうだ。

 
 グローバリゼーションは直訳すると「地球規模化」ということらしいが,1つの企業が国際的な活動を行うこととは意味が異なる。グローバリゼーションは政治,社会,経済,文化など新しい国際秩序,国際文化が誕生していくという世界史レベルの総合的な変化を射している。
 
 これは知らなかったのだが,教科書では16世紀,カトリックが南米,アフリカ,アジアと広がっていったのだが,これはスペインやポルトガルと言った国々との貿易が付随していた。大航海が可能となり世界全体の経済秩序,社会文化の制度などが変化していった。これもグローバリゼーションだったということだ。
 
 今日のグローバリゼーションの特徴は,通信技術,輸送技術の発達にある。インターネットの発達が世界の範囲を小さくしたことは誰もが理解するところだろう。自由貿易の枠を超えて,市場は融合化しつつある。WTOのような条約もできあがり,二国間協定も積極的に進められている。このまま行き着けば,WTOが形を変えて少なくとも経済分野では世界政府のようなものもやがては実現するかもしれない。このような世界史的な変化の中で企業にも多くの努力が続けられているのである。
 
 製造業の海外生産比率は2000年当時,24.2%(海外進出企業ベース)だったのが,2009年には30.7%となっている。上場企業の海外資産比率は34パーセントを超えている。ホンダの海外売上高比率を見ると81.5%が海外だし,日産自動車は73.4%が海外だ。傾向は明確だ。中小企業が海外のことを考えなければもう大きくなることはない。業種によっては生きていけないかもしれない。
 
 ところで,グローバリゼーションに対応するというのはどういうことだろうか。教科書ではホンダの例を挙げている。ホンダは「需要があるところで生産する」という考えを重視してきた。これは正しい。トヨタは国内産業を守るとしているが,この考え方なしでグローバリゼーションを乗り切ることはあり得ない。中小企業もこの考え方を肝に銘じるべきだ。
 
 もっとも,中小企業の場合は「需要のあるところで生産する」の需要は製造業については海外進出した日本企業だったりする。
 また,国内に生産拠点を残す場合には海外の企業との連携,「需要のあるところで生産」している企業と積極的な連携を果たしていくことが求められる。
 需要のあるところで必ず生産はされる。それにどう併せるかは企業の才覚だ

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