2013.07.29 月曜日

豊橋発:2種類の慰謝料

法律相談はE&J豊橋法律事務所の弁護士が対応いたします。

今回は,慰謝料についてお話しします。

交通事故で傷害を負った場合の慰謝料は,症状固定の前と後で別々に計算されるのが普通です。
 
まず,症状固定前の慰謝料は,入院期間,通院期間の長さに応じて金額が変わってきます。
入通院が長いほど,検査や治療の煩わしさや拘束時間が多くなり,精神的苦痛もそれだけ多くなるからです。
慰謝料の金額は,入通院の期間に応じておおよその基準があります。
また,軽度のむち打ちの症状の場合,苦痛の程度が低めに評価されてしまい,特に金額は抑え目になることが多いです。
 
次に,症状固定後の慰謝料は,後遺症の等級に応じて金額が変わってきます。
等級が重いほど,受ける精神的苦痛も大きいと判断されますので,それだけ慰謝料の金額も大きくなります。
そして,等級ごとに,慰謝料の金額の目安になる基準があります。
 
症状固定前・固定後の慰謝料のどちらについても,保険会社側から提示される金額は,上述の基準よりも低めになることがよくあります。ですので,金額に疑問がある場合は,一度弁護士に相談されることをお勧めします。
 
それと,症状固定前・固定後のどちらの慰謝料についても,繰返しの手術が必要になった場合や仕事に与える影響が大きい場合など,特に精神的苦痛が重いと思われる事情がある場合は,必ずしも基準にとらわれない,多い金額が認められる場合があります。
ただし,そのような金額を認めてもらうためには保険会社との交渉だけでは難しいので,裁判等で,苦痛を証明するための十分な証拠を提出した上で,要求していく必要があります。