2016.01.07 木曜日

豊橋発:交通事故 むかつく医師の意見書

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交通事故では損保側の医師の意見書がよく提出される。実際に診断していないのに平然と断定する姿勢はほんとむかつく。

 
 たとえば、こんな風に記載される。
 本件では客観的所見がないと断定した上で
「・・長期化因子としては患者側では患者の精神・心理的背景、社会・家庭的背景がある。」とし、
 
 さらに痛みなどが
「他覚的、客観的所見はなく、事故を契機に生じた心因性愁訴であり、身体表現性障害である。身体表現性障害とは身体疾患の存在を示唆する身体症状、例えば疼痛、嘔気、めまい等がみまれるが、医学的な検査で症状の説明ができない障害の一群である。心理的要素が症状の発症、重篤度、持続期間に大きく影響してくる。」
 
 実際、この事件では患者には左肩から左手にかけてのしびれがある。頑迷なめまいも存在する。上肢の挙上による脈拍の喪失がある。造影検査では血流が完全に遮断されてしまう。サーモグラフィー検査での冷感域も確認されている。
 事故が発生して何年も経つが、しびれ、痛み、肩頚の腫れ、めまいは持続し、身体の改善を求めて病院に通い続けている。これをいとも簡単に「身体性表現」などといって、医学的に説明つかない心因性のものと断定してしまうことが問題だ。
 
 こういう医者というのはなんとかならないかね。
 損保側の意見書を作成した者として氏名と略歴を公表していくということは役立つかも知れない。患者が何も知らないこうした医師の診察を受けると、単なる気の持ちようだとか、お天気病だとか、決めつけて患者を苦しめるかも知れない。