2016.02.24 水曜日
豊橋発:交通事故 心因性の意味
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交通事故被害の場合、損保側の医師はよく心因性という言葉を使って被害者を攻撃する。原因は見あたらない、気のせいだという内容だ。こういう意見書であっても依頼者には説明しなければならないが、依頼者は傷つくので説明する側のつらい。
ところで、この「心因」、意味は必ずしも明確ではない。
① 単に原因が分からないという意味で使う場合
② 心理的原因で痛みとか、難聴とか症状が出るような場合
③ うつ状態であるとか、何らかの精神疾患によって発症する症状の場合
損保の医師の意見書は①の場合が多い。素直に原因は不明であるとか、損傷している可能性があるが分からないとか書けばいいものを、「心因的理由であると思われる」とここだけはにわかに断定的に使う。
なお、③の意味だが、交通事故が原因していれば賠償の対象となる。
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