2016.03.14 月曜日

豊橋発:地球温暖化問題

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 このところ,原発の影響かすっかりなりを潜めてしまった感のある地球温暖化問題だが,人類にとって最も重要な課題であることには変わりない。日本では地球温暖化は人類のせいじゃないなどという話がまことしやかに流れていて,意外な人が地球温暖化とCO2排出とは関係ないということがある。
 
 しかし,人間の産業活動が地球の歴史始まって以来経験のない速度でCO2の濃度があがり,同時に地球が温暖化の道を歩んでいることは疑いのない事実だ。国連は気候変動に関する政府間パネル(Intergovernmental Panel on Climate Change、IPCC)という専門の科学者からなる大規模な調査を行い,2007年には第4次報告書を提出して温暖化の疑いのない事実として発表し,対策をとる場合,とらない場合などいくつかの将来予測をあわせて行った。
 
 こんな話は話せば長くなるのだが,昨今の異常気象を考えると地球温暖化問題もほっとくわけにはいかないだろう。今ある一つ一つの現象は直ちに地球温暖化の影響というわけではないが,今ある一つ一つの現象がこのままでさらに頻繁に起こり,さらに程度が激しくなることは確実だ。
 
 今でこそ,37度の気温は大変暑いという評価だが,そのうち35度を超えることは当たり前になり,45度ぐらいにならないと暑いとは言わないなんて日が来るだろう。気候変動は世界の様相を一変させ貧しい国は気候の激しい変動の波におそわれてさらに貧しくなるかもしれない。多くの野生生物も絶滅することだろう。
 
 地球温暖化問題の論点はいろいろある。
 しかし,私はこのことを忘れてはいけないだろうとかねがね思っている。それは,気候変動問題という大問題が人類につきつけられて,大気を通じて人類が一つにつながっているという意識が生まれたことだ。それは,大気は人類みんなのもので,誰かが沢山のCO2を排出すれば,誰かがその被害を被るという関係になっていることを地球全体の人たちが考え始めたということだ。
 
 つまり,大気は有限で先進国の過剰なエネルギー消費が途上国の誰かに干ばつ,洪水,社会不安などの被害を与えるという関係ができあがりつつあるということが重要だと思う。私のエアコンの消費が地球の大気に影響を与え,さらには現に世界の誰かに対して影響を与えているということが認識されつつあるということが重要なことだと思う。
 
 人類は大気(大気のCO2吸収能力)が有限な資源で,CO2の排出に秩序が必要だと認識した。だからこそ,国連を中心に気候変動枠組条約が締結され,国際ルールを作ろうという努力が続いている。枠組み条約締結国会議はすでにCOP19まで積み重ねられている。地球温暖化問題は深刻で中々解決のつかない問題になっているが,人類の未来,私たちの次の世代のために世界が一つになって考えている点も大切なことなのだ。