労務問題

労務問題は弁護士にご相談ください。

解雇

雇用主といっても、簡単に解雇はできません。
「客観的に合理的な理由」があり「社会通念上相当である」場合(労働契約法16条)でなければ解雇は無効とです。また、契約社員など期間の定めがある労働者の場合も、「やむをえない事由」がなければ期間途中に解雇をすることはできません(労働契約法17条)。

もし「解雇」といわれたら?

簡単に「わかりました」と言ってはいけません。また、「退職届」を書く必要もありません。
まず、その理由を知るために、会社に対して「解雇通知書」と「解雇理由証明書」を請求しましょう。
その上で、弁護士に相談してください。弁護士が、相談者と一緒に、解雇理由証明書記載の解雇理由が事実に合致しているか、もし合致していても、それが解雇可能な理由なのかを検討します。
その上で、解雇が無効であると考えられる場合には、事案に応じて復職を求めたり、あるいは解決金の支払いを求めるなど、適切な解決方法をアドバイスいたします。
また、30日前の解雇予告もしくは平均賃金の30日分の解雇予告手当の支給がない即時の解雇も無効です。

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残業代

労働時間は、原則として、1日8時間、1週40時間までと労働基準法で定められています。この時間を超えて残業をさせる場合には、使用者は残業代(最低1.25倍以上の割増賃金)を支払わなければなりません。
しかし、現実には、サービス残業を強要され、残業代が払われない事例は、数多くあります。賃金や残業代は2年という短い時効が定められていますので、早めにご相談ください。
使用者が労働時間を管理しておらず、資料が不足している場合でもあきらめる必要はありません。どのように残業代を請求していくのか、どうやって証拠を収集するのかを弁護士がアドバイスいたします。
会社には、労働者の労働時間を適切に把握する義務があります。残業代の不払いに対しては、刑事責任が課せられる場合もあります。

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パワハラ・セクハラ

パワーハラスメントとは、上司から部下への「権力を使ったいじめ」の事です。セクハラが、権力を使った性的嫌がらせであるのに対し、パワハラはそれ以外の嫌がらせと考えて良いでしょう。

  • [1] 職務上の優越的権力を用いて
  • [2] 自分よりも下位の人物に対し
  • [3] 人権侵害ともいえる言動により、不法に精神的・肉体的損害を与える事
  • [4] 又は、それにより就業環境の悪化や雇用に対する不安を発生させる事

といってよいでしょう。
労働者は、労務を提供するために、会社に行っています。パワハラ・セクハラにより、対象者は、安心して労務を提供することができなくなります。また、職場の士気が低下し能率が悪化します。パワハラ・セクハラは、決して許されてはなりません。

パワハラ・セクハラ被害の特徴と対策

業務指導(パワハラ)・職場の円滑なコミュニケーション(セクハラ)の蓑に隠れてしまい、被害が表に出てにくいという特徴があります。
会社側に「正当な業務上必要な指導」等との反論を受けることが多いです。
そこで、パワハラ被害に遭っている場合、まずは、証拠の確保が重要になってきます。以下のような方法が有用です。

  • いつ、どこで、誰に、どの様な事をされた(言われた)かをメモに取る
  • ・被害を受けた事を目撃していた人がいれば、その人に証言書を書いてもらう
  • ・暴力を受けた場合には、写真を撮る。病院に行って、診断書を取る。
  • ・繰り返される「業務指導」の名の下の暴言、人格攻撃などがある場合には、ICレコーダーなどで、録音をする

その上で、会社に対し、当該行為をやめさせるよう、申し入れをしていきます。申し入れは、内容証明郵便の送付、社長との交渉などを経て、なお、改善がない場合は、労働審判手続きを利用するなどします。

パワハラの例

  • ・「業務指導」の中で、「バカだからできない。」「お前なんて、いなくてもいい。」「会社のお荷物だ。」というような暴言や人格非難が繰り返される。
  • ・些細なミスに対し、長時間にわたる頭ごなしの説教が、日常的に繰り返される。
  • ・遅刻や職務上のミスに対し、叩く、殴る、蹴るなどの身体的暴力を受ける。
  • ・上司から事あるごとに舌打ちされる。
  • ・職場で自分だけ無視される。
  • ・目立ったミスが無いにもかかわらず、仕事を回してもらえない。
  • ・客観的に達成不可能な目標を掲げさせ、それを達成できないと無能よばわりされる(怒鳴りつけられる)。

セクハラの例

  • ・露骨にホテルに誘われる、身体のサイズを聞かれる、下着の色や形を聞かれる。
  • ・書類の受け渡しのとき等に手を握られる、「お疲れさま」などと言って肩を揉んでくるなど、上司から、身体的な接触を受ける。
  • ・「今日は、疲れたな。肩、揉んでくれる?」等と言われて上司の肩を揉まされたり、「最近、腹筋を鍛えていてね。ちょっと、触ってみて。」等と、上司の身体への接触を求められる。
  • ・恋人の有無をしつこく聞かれる。髪型や服装に変化をつけるといちいち「彼氏が出来たか(変わったか)?」と聞いてくる。
  • ・「今日も、○○ちゃんは、どういう服装です。可愛い。」などとツイッターに投稿される。
  • ・宴会の席で、酌婦のような扱いを受ける。
  • ・職場のカレンダーが水着姿の女性である。
  • ・上司が、パソコンのスクリーンセーバーに、水着姿の女性の画像を使っている。