2015.03.27 金曜日
豊橋発:依頼者との呼吸
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自分で言うのも何だが、被害がある事例はたいてい勝つ。特に神経症状の場合、被害の実態を把握するのが大変だ。例えば、RSD(Reflex Sympathetic Dystrophy: 反射性交感神経性ジストロフィー)という病気がある。今はCRPS(Complex Regional Pan Syndrome:複合性局所疼痛症候群)という病名で呼ぶことが多いが、私が初めて担当したときはRSDという病名だった。
この事件は自転車にぶつけられた女性が転倒した事例だ。最初はむやみに痛がるので何のことかわからなかったが、RSDという病気だということが分かってきた。彼女は本当に痛がっていたのだ。本当に痛いかどうかについては、本人の生活の実態や、本人の物言いなどを総合して判断していく。
このとき、被害の実態が分かるためには本人との呼吸が大切だ。小さな生活被害を大げさに言う人は確かにいる。しかし、そういう人とは呼吸があわない。呼吸があうと、依頼者も裁判に集中し始める。依頼者が集中する不思議なもので情報が集まってくる。そうすると訴訟が大きく前進するのだ。
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